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ルーティング設定の基本 (Rails4)

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作成日作成日
2014/08/25
最終更新最終更新
2017/10/08
記事区分記事区分
一般公開

目次

    C++やMakefileを活用した開発環境整備について学びながら記事を書いています!

    ルーティング設計においては、しばしばRESTfulなインターフェイス設計が推奨されます。ここでいうRESTfulとは「対象となるリソースがURLで一意に定まり、そのリソースに対するCRUD (Create,Read,Update,Delete) をHTTPメソッド (GET,POST,PATCH/PUT,DELETE) で実行する設計」とします。例えばID=2のユーザを削除実行する場合、「/users/2/delete」や「/users/delete/2」とはせずに、「/users/2」にHTTP DELETEするということです。RailsにはこのRESTfulなURL設計を支援する様々な仕組みが用意されています。また、例外的な処理のために、非RESTfulな設定を部分的に行うこともできます。

    ルーティング設定ファイル

    「config/routes.rb」にルーティング設定を記載します。また、現在のルーティング設定は以下のいずれかの方法で確認できます。

    なお、設定項目の優先順位はファイルに記載された順です。そのため、汎用的な設定はファイルの下部に記載する必要があります。

    RESTfulな設定

    大量にあることが想定されるリソースの場合 (/users/:id/edit等。UsersControllerにマッピング)

    resources :users
    

    デザインパターンのSingletonのように、システムに一つしか存在しないことを想定するリソースの場合 (/config/edit等。Config「s」Controllerにマッピング)

    resource :config
    

    オプション

    マッピングされるコントローラを指定

    resources :users, controller: :main  # MainController.rb を指定
    

    URLヘルパーを生成

    resources :users, as: :string  # string_url, string_path が使用可能になる
    

    パラメータ制限

    モデルでバリデーションするべき項目であるため、冗長といえばそうですが、ルーティングの時点での制限をかけることも可能です。

    resources :users, constraints: { id: /[0-9]+/ }
    

    既定のルーティング名称を変更

    resources :users, path_names: { new: :mynew }
    

    使用しないルーティングを宣言

    resources :users, except: [ :destroy ]
    

    XMLやJSONに対応しないルーティングであることを明示

    resources :users, format: false
    

    独自のルーティングを追記

    resources :users do
      collection do
        get :deleted  # /users/deleted
      end
      member do
        get :detail  # /users/2/detail
      end
    end
    

    リソースの親子関係

    すべてを「/users/:user_id/comments」内にネストさせる

    resources :users do
      resources :comments
    end
    

    コメント「:id」があるものについてはネストさせない (ネストによりURLが長くなることを防止)

    resources :users do
      resources :comments, shallow: true
    end
    

    非RESTfulな設定

    どのようなリクエストにも対応できてしまう設定。脆弱性あり

    match ':controller(/:action(/:id))', via: [ :get, :post, :patch ]
    

    viaで指定するHTTPメソッドが一つの場合の記法

    get ':controller(/:action(/:id))'
    post ':controller(/:action(/:id))'
    patch ':controller(/:action(/:id))'
    

    ルートURL ('/') へのアクセス時に使用するルーティング設定

    root 'main#index', as: :top  #URLヘルパーを生成 (top_url, top_path)
    

    オプション

    以上の設定のシンボル部分「:controller」「:action」はいずれもワイルドカードです。コントローラやアクションを固定して指定するためには以下のようにします。

    get 'string/:abc' => 'controllername#actionname'
    get 'string/:abc' => 'controllername#actionname', constraints: { abc: /[0-9]+/ }
    get 'string/(:abc)' => 'controllername#actionname', defaults: { abc: '123' }
    get 'string/:abc' => redirect('/string2/%{abc}')
    get 'string' => 'main#index', as: :top  #URLヘルパーを生成 (top_url, top_path)
    

    Rails で定期処理を実行 (関連情報)

    Whenever 等の定期実行用 Gem を利用するのもよいのですが、Web フレームワーク特有の手続きを習得する必要があります。それを避けたい場合は HTTP の API を作成し、それを localhost の cron などで curl を実行して叩けばよいです。

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